【2024最新】大学教員の年収を一挙公開。国立私立の違いや収入フローまで詳しく解説

今回の記事では大学教員のお給料についてご紹介します。

研究者は稼げる職業なのか?

大学教員の給料が知りたい!

大学教員の各職位ごとの平均年収をご紹介するとこのようになります。

平均年齢年収(万円)
助教41.7助教の平均年収棒グラフ
講師講師の平均年収棒グラフ
准教授48.0准教授の平均年収棒グラフ
教授56.8教授の平均年収棒グラフ
教授・准教授:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
助教・講師:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」令和元年度「学校教員統計調査 給料月額別 職名別 本務教員数」より考察

この記事では、平均年収以外にも、

  • 大学区分別(国立・公立・私立)
  • 国公立大学の教授平均年収ランキング
  • 副業など

について詳しくご紹介していきます!

研究者をめざす方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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大学教員の年収のまとめ

大学教員の平均年収

平均年収まとめ

大学教員の職位は低い順に、「助教<講師<准教授<教授」となります。

平均年収は以下のようです。

平均年齢年収(万円)
助教41.7助教の平均年収棒グラフ
講師講師の平均年収棒グラフ
准教授48.0准教授の平均年収棒グラフ
教授56.8教授の平均年収棒グラフ
教授・准教授:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
助教・講師:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」令和元年度「学校教員統計調査 給料月額別 職名別 本務教員数」より考察
👆厚生労働省「賃金構造基本統計調査」とは

厚生労働省では、さまざまな職種に渡って賃金等を調査しています。

最新の「令和4年賃金構造基本統計調査」には「大学教授」「大学准教授」「大学講師・助教」が含まれています。(いずれも高専含む)

「給与の月額」と「賞与」の項目があり、大まかな年収が計算できます。

ステップアップによる月収の推移

給料の推移

以下は文部科学省による調査の結果です。

「所属する機関からの」月額の給料の推移は以下のようになっています。

大学教員の平均給料月額
※給料月額とは元年度9月に支払われた本俸の額。諸手当や調整費、他機関からの副収入などは含めない
令和元年度「学校教員統計調査 給料月額別 職名別 本務教員数」より運営者が作成


👆文部科学省「学校教員統計調査」のデータの見方

ここで調査されている給料月額(千円)とは、以下のように定義されています。

  • 当該学校における令和元年9月分の給料(本俸)額
    • 諸手当、調整額は含めない
  • 兼務校の給料は含めない
  • 特別の事情(休職等)によって減額された給料を支給されている場合は、減額支給額を記入

参照:学校教員統計調査:手引及び調査票:令和元年度の調査票と記入要領等

つまり、諸手当(住宅、交通費など)や賞与、執筆や講演などでの副収入などは含まれていません。

単純に年収換算が出来ませんのでご注意ください。

あかのん

では、それぞれの職位について詳しくみていきます

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教授の年収

教授の平均年収は1070万

教授の平均年収は1070万

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より

  • 1ヶ月あたりの給与:66万700円
  • 年間の賞与:272万8200円
  • 年収:1065万6600円

教授の平均年収は私立が高い傾向

「所属する機関からの」月額の給料について大学区分による違いです。

※給料月額とは元年度9月に支払われた本俸の額。諸手当や調整費、他機関からの副収入などは含めない
令和元年度「学校教員統計調査 給料月額別 職名別 本務教員数」より運営者が作成


👆文部科学省「学校教員統計調査」のデータの見方

ここで調査されている給料月額(千円)とは、以下のように定義されています。

  • 当該学校における令和元年9月分の給料(本俸)額
    • 諸手当、調整額は含めない
  • 兼務校の給料は含めない
  • 特別の事情(休職等)によって減額された給料を支給されている場合は、減額支給額を記入

参照:学校教員統計調査:手引及び調査票:令和元年度の調査票と記入要領等

つまり、諸手当(住宅、交通費など)や賞与、執筆や講演などによる副収入などは含まれていません。

単純に年収換算が出来ませんのでご注意ください。

国公立大学における教授の平均年収ランキング

情報を公開している国公立82大学にて教授の平均年収の順位です。

大学教授の平均年収は東京大学で最も高く、約1190万円でした。

また、大学教授の年収の中でも最高額は、東北大学の教授で約2260万円でした。

スクロールできます
平均年収
順位
大学人数平均
年齢
平均年収
(千円)
最高
(千円)
最低
(千円)
1位東京大学12005611925189089050
2位政策研究大学院大学2555.511545130889520
3位東京海洋大学995611535140219278
4位名古屋工業大学11156.5115051373410005
5位東京工業大学32956.411502164838283
・・・
10位大阪大学670 55.311201160358700
・・・
12位東海国立大学機構
名古屋大学・岐阜大学)
673 56.211105157918295
・・・
15位九州大学443 55.510973146269015
・・・
17位京都大学7675510936160268608
・・・
21位東北大学605 551074322626
全国で最高額
8215
・・・
36位北海道大学345 54.310212137257942
・・・
81位琉球大学194 56.39274112926981
82位小樽商科大学53 52.39214111857523
文部科学省の「独立行政法人、国立大学法人等及び特殊法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準(令和3年度)」

准教授の年収

准教授の年収は860万

准教授の平均年収は860万

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より

  • 1ヶ月あたりの給与:54万4300円
  • 年間の賞与:206万8800円
  • 年収:860万400円

准教授の平均年収は私立が高い傾向

「所属する機関からの」月額の給料について大学区分による違いです。

准教授の平均給料月額

※給料月額とは元年度9月に支払われた本俸の額。諸手当や調整費、他機関からの副収入などは含めない
令和元年度「学校教員統計調査 給料月額別 職名別 本務教員数」より運営者が作成


👆文部科学省「学校教員統計調査」のデータの見方

ここで調査されている給料月額(千円)とは、以下のように定義されています。

  • 当該学校における令和元年9月分の給料(本俸)額
    • 諸手当、調整額は含めない
  • 兼務校の給料は含めない
  • 特別の事情(休職等)によって減額された給料を支給されている場合は、減額支給額を記入

参照:学校教員統計調査:手引及び調査票:令和元年度の調査票と記入要領等

つまり、諸手当(住宅、交通費など)や賞与、執筆や講演などでの副収入などは含まれていません。

単純に年収換算が出来ませんのでご注意ください。

講師の年収

講師の平均年収は720万

講師・助教をあわせた平均年収は700万

最新の厚生労働省の調査では、講師・助教を合わせた平均年収のみが公開されています。

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より

  • 1ヶ月あたりの給与:47万9400円
  • 年間の賞与:121万9500円
  • 年収:697万2300円

以下では講師と助教単独での年収を考察していきます。

講師の平均年収は720万

少し前の厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、講師単独の平均年収はおよそ720万円でした。

教授・准教授ともに、この時点からの平均年収はほぼ変わっておりませんので、講師も同様に変わりないと推察されます。

講師の平均年収は国立が高い傾向

「所属する機関からの」月額の給料について大学区分による違いです。

講師の平均給料月額
※給料月額とは元年度9月に支払われた本俸の額。諸手当や調整費、他機関からの副収入などは含めない
令和元年度「学校教員統計調査 給料月額別 職名別 本務教員数」より運営者が作成
👆文部科学省「学校教員統計調査」のデータの見方

ここで調査されている給料月額(千円)とは、以下のように定義されています。

  • 当該学校における令和元年9月分の給料(本俸)額
    • 諸手当、調整額は含めない
  • 兼務校の給料は含めない
  • 特別の事情(休職等)によって減額された給料を支給されている場合は、減額支給額を記入

参照:学校教員統計調査:手引及び調査票:令和元年度の調査票と記入要領等

つまり、諸手当(住宅、交通費など)や賞与、執筆や講演などでの副収入などは含まれていません。

単純に年収換算が出来ませんのでご注意ください。

助教の年収

助教の平均年収は650万

助教の平均年収は650万

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」には助教単独での項目はなかったので、筆者が計算して推察します。

文部科学省の調査では「所属する機関からの」平均月額給料は35.1万円とあります。

  • 住宅補助などの諸手当2万/月
  • 賞与3か月分/年
  • 副収入100万/年

として計算してみると平均年収は650万といったところです。

あかのん

実際に私がそのくらいでした

助教の平均年収は国立が高い傾向

「所属する機関からの」月額の給料について大学区分による違いです。

助教の平均給料月額
※給料月額とは元年度9月に支払われた本俸の額。諸手当や調整費、他機関からの副収入などは含めない
令和元年度「学校教員統計調査 給料月額別 職名別 本務教員数」より運営者が作成
あかのん

私立ではばらつきが目立ちますね

👆文部科学省「学校教員統計調査」のデータの見方

ここで調査されている給料月額(千円)とは、以下のように定義されています。

  • 当該学校における令和元年9月分の給料(本俸)額
    • 諸手当、調整額は含めない
  • 兼務校の給料は含めない
  • 特別の事情(休職等)によって減額された給料を支給されている場合は、減額支給額を記入

参照:学校教員統計調査:手引及び調査票:令和元年度の調査票と記入要領等

つまり、諸手当(住宅、交通費など)や賞与、執筆や講演などでの副収入などは含まれていません。

単純に年収換算が出来ませんのでご注意ください。

大学教員の副収入

大学教員の副収入

上述した大学からの収入以外に大学教員はさまざまな収入源があります。

  • 他大学での講義
  • 他施設での臨床(医師やその他専門職など)
  • 執筆
  • 講演
  • メディア出演

教授の場合、平均年収は1070万ですが、実際に大学から支払われるのは平均860万です。

その差額は副収入から生まれています。

あかのん

例えば講演一本10万円など、役職が高くなるにつれて報酬もそれなりにあります。

まとめ

平均年齢年収(万円)
助教41.7助教の平均年収棒グラフ
講師講師の平均年収棒グラフ
准教授48.0准教授の平均年収棒グラフ
教授56.8教授の平均年収棒グラフ
教授・准教授:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
助教・講師:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」令和元年度「学校教員統計調査 給料月額別 職名別 本務教員数」より考察

大学教授の平均年収は1000万を超えます。

同年代の日本の平均年収は520万です。

あかのん

単純に比較すると、大学教員の年収は非常に高いといえます。

研究者は大学以外にもさまざまな場所で働いています。

その他の場所で働く研究者の年収を総まとめした記事はこちら>>>

あかのん

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