Consensusを使うメリットは?おすすめ機能5選と料金プランを解説

この記事では論文検索特化型のAIツール「Consensus」をご紹介します。

Consensusのキャッチコピー

「論文探しに時間がかかる」

「どんなキーワードで探せばこの答えは見つかるのだろう…」

「気になる疑問をササっと解決したい」

これらの悩みにピッタリなのがConsensusです。

質問するような簡単な問いで答えが書かれた論文を探し出してくれます。

今すぐに利用したい人はこちら

クリックで移動

Consensusの機能5選

精度の高い検索結果とラベリング・フィルター機能で目的の論文を簡単に見つけ出すことができます。

まずは、トップ画面にてあなたの検索したいQuestionを入力します

Consensusのトップ画面

Consensusでは、おすすめの検索方法をこのように明示しています。

  • 事象間の関係について質問
    (例:「クレアチンは認知力を改善しますか?」)
  • 「はい/いいえ」で回答できる質問
    (例:「亜鉛のサプリメントでうつ病を改善できますか?」
  • ある事象の効果について質問
    (例:「移民の経済における影響は?」
あかのん

キーワードを羅列するわけではなく、このように質問をするとConsensusを効果的に利用できます

Questionに対する引用付きサマリー

Consensusの機能:Questionに対してサマリー提示

サマリーに表示される数字をクリックすると、該当する論文へ移動。

あかのん

論文の内容をチェックできます

ラベリング機能で研究の質や概要がわかる

各論文についているラベルで研究の質や概要が理解しやすくなっています。

Consensusの検索結果画面
あかのん

ラベルには以下のような種類があります

  • 研究の評価:「Rigorous Journal(厳格な研究)」「Very Rigorous Journal」
  • 引用数:「Highly Cited」
  • 研究デザイン「RCT」「Non-RCT Trial」「Case Report」など
  • 臨床研究か基礎研究か:「Animal Trial」など

フィルター機能で論文を絞り込める

Consensusの機能:使いやすいフィルター機能

以下のようなフィルターが可能。

  • 論文
    • 年代
    • プレプリントを除外(査読済み論文のみ)
    • オープンアクセスの有無
    • 論文要求の可否
    • 引用数
  • 研究方法
    • 研究デザイン
    • 研究の詳細(サンプルサイズや期間等)
  • ジャーナルランク
  • 分野
あかのん

この機能を使えば必ず「これだ!」という最高の論文が見つかります。

Consensusの機能(2):Consensus Meter

Consensusの特徴と言えば、結果を集計する機能(Consensus Meter)です。

Yes/Noで答えられる質問を入力してみます。

先行研究での見解を「Yes」「 Possibly 」「Mixed」「 No」に分けて割合で示してくれます。

Consensusの機能:Consensus Meterで主流の見解を集計する

新規分野に参入するとき、新しい実験系を構築するときなどに

「このQuestionに対してはどんな意見が主流なんだろう?」

という疑問が一発で解決します!

Consensusの機能(3):論文内容を詳しく確認

Consensusの機能:各論文の内容を確認する

Study Snapshot

Study Snapshotを押すと以下のポイントが確認できます。

  • Key takeaway(重要ポイント)
  • Polulation(対象者)
  • Methods(方法)
  • Outcome(結果)

研究の概要が把握できて便利です。

Ask Paper

論文ページの一番下にある「Ask Paper」を押すと論文が開きます。

ここではチャットにて内容を詳しく確認することができます。

Consensusの機能:Ask Paperで論文の内容を確認する

これらの機能は無料プランでは回数制限があります。

無料プランPremiumプラン
Study Snapshot月に10回無制限
Ask Paper月に10件無制限

Consensusの機能(4):論文や検索結果を保存できる

気になる論文をブックマークすることや、検索結果を保存することが可能です。

リストで関連するものごとに分けておきましょう。

Consensusの機能:論文と検索履歴を保存できる
あかのん

検索履歴が保存できるのがポイント高いです

無料プランPremiumプラン
論文ブックマーク10個無制限
リスト1個無制限

無料プランでは、ブクマ数もリスト作成数も少なく、使い勝手が悪いですね…

Consensusの機能(5):検索結果をシェアできる

検索結果画面の右上にあるshareボタンを押すと、結果を簡単にシェアできます。

あかのん

他者と結果を共有したい場合にはとても便利です。

Consensusの料金プラン

Consensusの料金プランは4種類。

  • 無料
  • Premium
  • Teams
  • Enterprise

Teamsは小規模チームと研究機関向けのプラン、Enterpriseは大学や大規模組織向けのプランです。

学生や研究者が個人利用する場合は、無料プランもしくはPremiumプランで

Premiumプランの料金

\おすすめ/
年間契約
月間契約
Premiumプラン8.99ドル/月
108$/年)
11.99ドル/月

\学生は3か月間無料でPremiumプランが利用できます

  • 学校のメールアドレスを登録する

    もしくは…
  • student@consensus.app に 以下の情報を記載したメールを送り、送られる手順に従ってください。
    • 現在の Consensus アカウントのメール
    • 在籍を証明するもの (学生証、メール アドレスなど)
    • 卒業年度

無料プランとPremiumプランの違い

結論からいうと、日常的に使いたいのであればPremiumプランがおすすめ。

プレミアムプランになると、さまざまな制限が解除されます。

無料プランでの制限内容は次のとおり。

無料プランPremiumプラン
GPT-4を搭載したPro分析の利用月に10回無制限
Study Snapshot月に10回無制限
Ask Paper月に10件無制限
論文ブックマーク10個無制限
リスト1個無制限

Pro分析の制限解除は魅力的

Premiumプランで無制限に使えるPro分析機能はとても魅力的な機能です!

Pro分析機能をONにすると、検索結果のサマリーの精度が格段にアップします。

Consensusの機能:サマリーの提示(Pro版がON)

Pro機能をOFFにすると上のようにサマリーが2行に。

Consensusの機能:サマリーの提示(Pro版がOFF)
あかのん

物足りない…

Proが制限なく使えるのはPremiumプランの最大のメリットです!

Consensusのその他のメリット

GPTs内でConsensusを利用可能

Chat‐GPT Pro(有料版)ユーザーはGPTsを利用してGPT内でConsensusを利用できます。

Consensus Meterはありませんが、質問に対する答えが閲覧でき、手軽に調べられて便利です。

日本語に設定できる

日本語でQuestionを入力すると言語設定の更新画面が表示され、日本語に切り替えが可能です。

Consensusのデメリット

検索特化型である(その他の搭載機能が少ない)

検索に特化したツールであり、読解サポート・執筆機能・ライブラリーなどその他の搭載機能が少ない点がデメリット。

Ask Paperもかなりシンプルな機能のみです。

検索以外の作業も任せたいのであれば、オールインワンツールであるSciSpacceがおすすめです。

Consensusの始め方

ユーザー登録する

右上にある「Try for free」ボタンを押してユーザー登録(サインアップ)。

Consensusの始め方
  • Googleでログイン
  • Facebookでログイン 
  • アカウント作成
    • メールアドレス
    • パスワード

サインアップなしでも利用は可能ですが、ブックマーク機能などは利用できないので、登録することをおすすめします。

Consensusをアップグレードする方法

画面左下にあるメニュー表示用の矢印アイコンをクリック。

「Upgrade to Premium」を選択。

「月額プラン」か「年間プラン」を選択。

年間プランの方が30%お得に利用できます!

Consensusのアップグレード(Premiumプランを選択)

プランを選択したら支払い画面に進みます。

Consensusのアップグレード(プロモコード入力と支払い)

Google payやクレジットカード支払いが可能です。

Consensusの類似ツール

SciSpace(オールインワン)

SciSpaceのキャッチコピー

SciSpaceは私が知るなかで最も研究者に特化したオールインワンツールです。

あかのん

私自身がヘビーユーザーです

検索~読解までの様々な機能が搭載されています。

さまざまな機能を持つSciSpaceのなかでも、特におすすめする機能は以下。

SciSpaceをおすすめする機能
  • 最新の論文検索(Deep Review)
  • AIの論文読解サポート

論文検索の精度がDeep Reviewのデビューによって爆上がりしました。

SciSpace「Deep Review」のポイント
あかのん

プロンプトなど一切不要で直感的に利用できます。

また、論文読解サポートでは論文横のスペースでさまざまな疑問にAIが答えてくれます。

あかのん

図表まで解説可能

論文内の数式や図表の解説(実際の画面)

その他機能が盛りだくさんな研究者用AI。

SciSpaceの機能一覧

検索サポート 引用付きサマリー、論文の要約抽出、コンセプト検索機能
読解サポート 要約、不明点のチャットサポート、図表の解説、ノート・ハイライト機能note
ライブラリー機能 論文をテーブル式で管理
執筆サポート AIライター、引用生成、パラフレーザー、AI Detector
プレゼンテーション作成 PDFからショート動画、スライドを自動作成
その他 Podcast、Zotero連携、Chrome拡張機能

これだけさまざまな機能がついてPremiumプランでは約1,100円。

Deep Reviewが無制限に使えるAdcancedプランでは約6,300円。

あかのん

私も1年以上のPremiumプランユーザーですがお値段以上の価値はあります。

SciSpaceの料金プランの概要

 無料プラン:全ての機能を利用可能
:一部に回数制限あり
:AIの精度が大きく劣る
 有料プラン【Premiumプラン】
月額7.2ドル
【Adcancedプラン】
月額42ドル

(プロモコード利用時)
お得メモ40%OFFプロモコード

【Premiumプラン】
「ACADEMIA」
【Adcancedプラン】
「ANDR40」

詳細は

Elicit(論文検索)

Elicitのキャッチコピー

Elicitは論文検索に特化したツールです。

Elicitをおすすめする理由
  • 精度の高い論文検索
  • 網羅的な検索が得意

論文検索では、図のようにサマリーとテーブル形式で論文の情報が検索結果にアウトプットされます。

Elicitで論文検索

list of conceptから検索すると、その分野の情報を網羅的に把握したいときに役立ちます。

例えば「腰痛」について検索。

Elicitのコンセプト検索の具体例

整理されたコンセプト(ここでは病態)ごとに、引用付きサマリーも提示されます。

新しい分野を開拓しているとき、総説を執筆しているときなど、網羅的に情報を収集したい場面で非常に役立ちます。

あかのん

ElicitとSciSpaceにしかない機能です

Elicitの機能一覧

検索サポート 引用付きサマリー、論文情報を要素ごとに抽出、list of concept(主要概念をリスト化)
読解サポート PDFから論文情報を抽出
ライブラリー機能 論文保存
その他 Zotero連携

Elicitの料金プランの概要

 無料プラン:論文検索は無制限に行える
:高精度モードが使えない
:PDFからのデータ抽出に回数制限があり
 有料プラン月額10ドル
お得メモ年間プランで17%OFF

詳細は

Consensusについてよくある質問

Consensusはどんな時に使うのが便利?

簡単な質問で効率的に概要把握できるので、新しい研究分野に参入する際に便利です。

有料のPremiumプランを安く利用する方法は?

学生であれば3ヵ月無料で利用できます。

もしくは、年間プランで30%お得に利用できます。

Consensusのまとめ

Consensusの全体像まとめ

  • 精度の高い論文検索が可能
  • Consensus Meterで意見が一目瞭然
  • Study Snapshotで研究の概要把握
  • 検索結果の共有が簡単
  • 論文の保存機能でまとめやすい

簡単な質問で網羅的に研究の概要を把握できるConsensus!

Consensus Meterやラベリング機能で視覚的にもわかりやすいツールです。

研究用AIツール利用ガイド

最近では便利なAIがたくさん出ていますでの、以下にまとめていきます。

あかのん

AIツールをうまく活用して、効率よく研究を進めましょう。


どんなAIツールを探してますか?

\日々の研究にAIのサポートが欲しい/

\信頼できる論文を探したい/

\引用漏れをなくしたい/

\限られた時間でたくさんの論文を読みたい/


ツール

作業フローが大きく改善!!

論文検索・読解・執筆・論文保存など、論文周辺の作業がひとつのツールで完結します。

AIやプロンプトのことを勉強するのは面倒

すべて任せられるAIプラットフォームが欲しい

というような方の日常使いにおすすめ!

論文検索「Deep Review」の精度が非常に高い。読解ツールは図解まで解説可能。論文ライブラリーの視認性が非常に良い!課金必要。

SciSpaceの類似ツール。AIライターはこちらの方が優秀。無料版でもAIの品質は変わらない(制限あり)。やや日本語の性能が劣る。

両者とも日常使いには要課金のツール。月額およそ1,100円~

ツール

引用論文の漏れをなくす

キーとなる論文を中心に、関連論文をビジュアル化できます。

大事な論文を引用しそびれていないか心配…

この論文に対立している論文あるのかな…

このような悩みを解決できます!

キー論文を中心に関連論文を視覚化。円の大きさや距離で関連度がわかる。無料ではグラフ5つまで。グラフの保存も可。

論文の引用関係を「賛同」「反対」「言及のみ」などで明示。引用箇所も自動抽出。引用すべき論文がわかる唯一無二のツール。

複数の論文から視覚化マップを作れる。ただ視認性がやや悪い。マップ下の最重要論文etcのリストが有益。完全無料。

Connected papersと同じ視覚化ツール。グラフ中に気になる論文を見つけたらさらに深堀りができる。完全無料。

Scite_は課金プランのみ(月額979円~)。それ以外は無料で利用可。

ツール

たくさんの論文を正確に読む

たくさんの論文を読まないといけないフェーズの研究者にはとてもおすすめ。

論文を読むの時間がかかり過ぎている

ちょっとした隙間時間に論文を読みたい

こんな方はぜひ使ってみてください。

読解ツールのみ欲しい場合はこのツールのUIが最高峰。論文を読むスピードが何倍も速くなる。1,000万人以上の研究者が利用(公式)

科学研究に特化したPDF要約ツール。メールで要約を送ってくれるため、隙間時間に論文の内容を把握するのに便利。図解の解説なども◎

日常使いには要課金。月額およそ450円~。両者とも無料でお試しできます。

STEP

以下のAI英語学習アプリ、英語が苦手な私にとってすごく役に立っているのでご紹介しています!

英語での発表が憂鬱だぁ…

という方、ぜひ使ってみてください。

研究者であれば必須の英会話力。ELSAでは徹底的な発音矯正。AIと発表の予行練習などが可。自宅での隙間時間にやっとこ。

キャンペーン期に入会すれば月額およそ1,000円

あかのん

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